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QUOLOG(クオログ)

GROOM MARE QUOLIA店長の日々のお話

 

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私の10年間(8) 

「今日はどうされますか?」
「カットで」
ハサミとクシを手に持ち、お客様を接客しているのは、なんと私だ。
ついに、カットデビュー・・・。といってもここまでくるのに長い月日があった。

この業界の方ならお分かり頂けるだろが、カットと一言でいっても、次から次へと
さまざまな技術があらわれる、スタイルは無数に・・・。中には「普通に」というスタイルもあるぐらい。
お墨付きをもらってからお客様にあたろうとするのなら
何年かかるかわからない。

そんなわけで、シュレ・・マスターが私ができそうな人を選んでくれ、
私は、そのお客様をカットさせてもらっていた。
カットをする私の背後には妙なプレッシャーが・・・。
私は鏡で背後をみるが鏡の中にはいない。
なにげなーく 横目で見ると鏡には死角になる位置に
マスターが。

私は接客をするというよりも、ただマスターに怒られない事
そのことしか考えていなかった。
だって後ろで目を光らせてますから・・・。失敗するとカット中断・・・なんてことも。
(あーだったらやらせなきゃいいのに)と私は思っていた。

ある日、一人のお客様から、嫌味でもなんでもなく
「随分うまくなったんじゃんない?」とお褒めの言葉。
帰りには笑顔で「ありがとう」
私は、嬉しかった。こんなこと、はじめてだったし。

眼光鋭い鏡の死角からの視線は日々続くのだが
私は、怒られまいと仕事をするのではなく、
お客様が笑顔でお店を出て行くことに集中した。

「もっと仕事がうまくなって、喜ぶ顔がみたい」

私の理容師としての仕事は、
怒られまいとする自分の身を守るものから
人に喜びを与えるものへと大幅な進化をしたのであった。(つづく)



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